部署間連携とは?うまくいかない原因・強化する方法・成功事例を解説
部署間連携を強化するには、うまくいかない原因を見極め、自社の課題に合った改善策を選ぶことが重要です。
目標のズレや情報共有の不足など、連携を妨げる要因は企業ごとに異なります。
本記事では、部署間連携のメリットやうまくいかない原因、具体的な強化方法を解説します。
課題と改善方法の対応表で自社が優先すべき取り組みを判断でき、企業の成功事例から交流施策の具体的なイメージもつかめます。
部署間連携とは?目的と必要性

部署間連携とは、異なる部署が共通の目標に向けて協力し合うことです。営業・開発・人事などの各部署が情報や知見を共有し、組織全体の成果を高めることを目的とします。
業務の専門化やリモートワークの広がりで部署間の接点は減りやすく、意識的に連携の仕組みを整える必要性が高まっています。ここでは、部署間連携の意味と求められる理由を解説します。
部署間連携の意味と目的
部署間連携とは、異なる部署が共通の目標に向けて情報を共有し、協力しながら業務を進める取り組みです。「他部署との連携」「部門間連携」と呼ばれることもあります。
たとえば、営業部門が集めた顧客の声を開発部門へ共有し、商品改善に生かすケースが代表例です。人事部門が現場の管理職と協力して研修内容を設計する取り組みも、部署間連携の一つといえます。
部署間連携の目的は、組織全体の成果を最大化することにあります。各部署が自部署の業務だけを最適化しても、部署同士の情報や判断がつながらなければ、会社としての成果には結びつきにくいためです。部署ごとの強みを掛け合わせ、単独では出せない成果を生むことが連携の本質です。
部署間連携が求められる理由
部署間連携が求められる背景には、業務の専門化と情報の分断があります。組織が大きくなるほど部署ごとの役割は細分化され、専門性が高まる一方で、他部署の業務は見えにくくなります。
その結果、自部署の視点だけで判断してしまう状態が生まれやすくなります。いわゆる「縦割り」や「セクショナリズム」と呼ばれる状態で、部署間の対立や業務の分断を招く原因です。
また、テレワークやハイブリッドワークの普及により、オフィスでの雑談や立ち話といった偶発的なコミュニケーションも減少しました。顧客ニーズや市場の変化に素早く対応するためにも、部署の壁を越えて協力できる仕組みを意識的に整える必要があります。
部署間連携を強化するメリット
部署間連携を強化すると、業務の進めやすさから顧客対応、社員の意欲まで幅広い効果が期待できます。部署単位では得にくい成果を、組織全体で生み出せる点が大きな特徴です。主なメリットは次の5つです。
- 業務効率化と生産性の向上につながる
- 情報共有が進み業務の重複やミスを減らせる
- 新しいアイデアやイノベーションが生まれやすくなる
- 顧客満足度の向上につながる
- 従業員のエンゲージメント向上につながる
連携の効果は一つの部署にとどまらず、組織全体に波及しやすい点が特徴です。それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
業務効率化と生産性の向上につながる
部署間連携が進むと、部署をまたぐ確認や意思決定が円滑になり、業務を進めやすくなります。連携が弱い組織では、「誰に確認すればよいか分からない」「承認が戻ってこない」といった理由で業務が止まりがちです。
担当者同士の関係ができていれば、疑問点をすぐに相談でき、確認の待ち時間や手戻りを減らせます。たとえば新商品の発売準備で、営業・マーケティング・開発が早い段階から情報を共有していれば、発売直前の仕様変更や販促物の作り直しを防ぎやすくなるでしょう。
意思決定のスピードが上がると、社員は本来注力すべき業務に時間を使えます。一人ひとりの業務が滞りなく進むことで、組織全体の生産性向上にもつながります。
情報共有が進み業務の重複やミスを減らせる
必要な情報が部署間で共有されると、作業の重複や伝達漏れ、認識の違いによるミスを防ぎやすくなります。情報が部署内に閉じていると、別々の部署が同じ資料を作成したり、同じ顧客に重複して連絡したりする無駄が起こりがちです。
また、口頭だけの伝達や担当者の記憶に頼った引き継ぎでは、伝達漏れや認識のズレが生じやすくなります。「営業は納期を約束したつもりだったが、製造側には伝わっていなかった」といったトラブルは典型例です。
情報の共有先や共有方法をそろえておけば、各部署が同じ前提で業務を進められます。ミスの発生を抑えられるだけでなく、トラブル対応にかかる時間も減らせるでしょう。
新しいアイデアやイノベーションが生まれやすくなる
異なる部署の知識や視点が組み合わさることで、新しいアイデアや業務改善のヒントが生まれやすくなります。一つの部署の中だけで議論していると、似た経験や考え方のメンバーが集まるため、発想が偏りがちです。
たとえば、カスタマーサポートが日々受けている問い合わせ内容を開発部門と共有すれば、顧客の不満を解消する新機能のアイデアにつながる可能性があります。経理部門の視点が加わることで、現場では気づかなかったコスト削減策が見つかることもあるでしょう。
専門性の異なるメンバーが意見を出し合える環境は、単一部署では生まれにくい発想を引き出すきっかけになります。
顧客満足度の向上につながる
営業・開発・カスタマーサポートなど顧客に関わる部署が情報を共有すると、顧客の要望に一貫して対応しやすくなります。部署間の連携が弱いと、問い合わせのたびに担当部署を回される「たらい回し」が起こり、顧客の不満につながりかねません。
顧客情報や対応履歴を部署間で共有していれば、どの部署が対応しても経緯を踏まえた回答ができます。顧客からの改善要望を開発部門へ素早く届けられれば、商品やサービスの改善スピードも上がるでしょう。
顧客から見れば、窓口がどの部署であっても「会社として対応してくれている」と感じられます。一貫した対応の積み重ねが、顧客満足度や信頼の向上につながります。
従業員のエンゲージメント向上につながる
他部署との協力や交流を通じて、社員の組織への一体感や仕事への意欲を高めやすくなります。エンゲージメントとは、社員が組織に愛着を持ち、自発的に貢献しようとする意欲を指す言葉です。
自部署の中だけで働いていると、自分の仕事が会社全体にどう役立っているのかを実感しにくいものです。他部署と協力する機会があれば、自分の仕事が誰の役に立っているかが見えやすくなり、やりがいを感じるきっかけになります。
また、困ったときに相談できる相手が社内に増えることで、孤立感も和らぎます。部署を越えた人間関係は、働きやすさや職場への安心感を支える要素の一つといえます。
部署間連携がうまくいかない原因と課題

部署間連携がうまくいかない原因は、社員個人の意識だけでなく、組織の仕組みや環境にもあります。
そのため、社員に協力を呼びかけるだけでは改善しにくいケースも少なくありません。主な原因は次の5つです。
- 部署ごとに目標や優先順位が異なる
- 他部署とのコミュニケーションが不足している
- 情報共有が不十分で業務が属人化している
- 部署間の役割や責任範囲が曖昧になっている
- 他部署への理解や協力意識が不足している
連携不足は、複数の原因が重なって起きていることもあります。自社に当てはまる原因がないか確認しながら読み進めてください。
部署ごとに目標や優先順位が異なる
部署ごとに追いかける目標や評価指標が異なると、自部署の成果を優先するあまり、他部署への協力が後回しになりやすくなります。
たとえば営業部門は売上、開発部門は品質や納期、管理部門はコスト削減を重視するのが一般的です。
それぞれの目標は正しくても、部署ごとの「正しさ」がぶつかると対立が生まれます。営業が顧客の要望に応えるために短納期を求め、開発が品質確保を理由に断るといった場面は、多くの企業で起こりがちです。
全社として目指すゴールが共有されていない場合、各部署は自部署の目標達成を最優先に動きます。部署間の利害を調整する仕組みがないことが、協力を妨げる大きな要因です。
他部署とのコミュニケーションが不足している
日常的な接点が少なく、担当者同士の関係性が築けていないと、他部署への相談や情報交換がしにくくなります。
フロアや拠点が分かれている場合や、リモートワークが中心の場合は、他部署の社員と顔を合わせる機会自体が限られがちです。
相手の顔や人柄を知らない状態では、「忙しそうだから声をかけにくい」「誰に聞けばよいか分からない」と感じて、相談をためらう心理的な壁が生まれます。その結果、本来は早めに共有すべき情報が後回しになることもあるでしょう。
業務上のやり取りだけでは関係性は深まりにくいため、雑談や交流を通じた接点の不足も、連携を妨げる原因の一つといえます。
情報共有が不十分で業務が属人化している
情報が特定の部署や担当者に集中していると、必要な情報が他部署に伝わらず、連携が滞ります。
属人化とは、業務の進め方やノウハウが特定の人にしか分からない状態を指します。
部署ごとに使うツールや資料の保存場所がバラバラだと、他部署の情報を探すだけで時間がかかります。担当者が不在のときに業務が止まったり、異動や退職でノウハウが失われたりするリスクも高まるでしょう。
情報を自部署内に抱え込む文化がある場合は、情報の「サイロ化」が進みやすくなります。
サイロ化とは、情報が部署ごとに閉じて全社で活用されない状態のことで、部署間連携の大きなボトルネックとなります。
部署ごとに情報が分断される「サイロ化」について、原因や組織への影響、解消方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
部署間の役割や責任範囲が曖昧になっている
部署をまたぐ業務で担当や責任の所在が不明確だと、対応漏れや業務の押し付け合いが起こりやすくなります。
複数の部署が関わるプロジェクトでは、「どの部署が最終判断をするのか」「誰が顧客へ連絡するのか」が曖昧なまま進んでしまうことがあります。
役割が決まっていないと、各部署が「相手がやってくれるだろう」と考え、誰も対応しない業務が生まれます。反対に、同じ作業を複数の部署が重複して進めてしまうケースもあるでしょう。
責任範囲が曖昧な状態でトラブルが起きると、原因の押し付け合いに発展しかねません。部署間の不信感が強まり、次の連携にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
他部署への理解や協力意識が不足している
他部署の仕事内容や事情を理解できていないと、認識の違いや対立が生じやすくなります。
他部署がどのような業務を抱え、どのような制約の中で働いているのかを知らなければ、依頼の背景や判断の理由を正しく受け止められません。
たとえば、管理部門からの書類提出の依頼を「面倒な手続き」と捉えてしまうのは、その業務が法令対応やリスク管理に必要だと知らないためです。
相互理解が不足すると、「あの部署は協力的でない」という思い込みが生まれやすくなります。
部署内の結束が強すぎると、他部署を競争相手のように見てしまう傾向もあります。他部署への協力が評価につながらない環境では、協力意識はさらに育ちにくいでしょう。
部署間連携を強化する具体的な方法

部署間連携を強化するには、原因に対応した改善方法を選ぶことが重要です。
課題と主な改善方法の対応関係を、次の表にまとめました。
| 課題 | 改善方法 |
|---|---|
| 部署ごとに目標が異なる | 共通目標の設定 |
| 役割分担や責任範囲が曖昧 | 役割分担と情報共有ルールの明確化 |
| 情報共有が不足している | 会議・情報共有ツールの活用 |
| 他部署との接点が少ない | 社内イベントや交流施策 |
| 他部署への理解が不足している | 部署横断のプロジェクト |
1つの施策だけで連携不足がすべて解消するとは限りません。優先度の高い課題から取り組み、複数の方法を組み合わせながら改善していきましょう。
部署間で共通の目標を設定する
部署間連携を進める第一歩は、部署ごとの目標とは別に、組織全体で目指す成果を共有することです。
共通の目標があると、各部署が「何のために協力するのか」を理解しやすくなり、協力の方向性がそろいます。
具体的には、経営層が全社のビジョンや重点目標を発信したうえで、関係する部署が共通で追いかける指標を設定する方法があります。たとえば営業とカスタマーサポートで「顧客の継続率」を共通指標にすれば、売る部署と支える部署が同じゴールを目指せます。
目標を設定するときは、各部署の目標と矛盾しないかも確認しましょう。どちらの目標を優先するか判断基準を決めておくと、現場で迷いにくくなります。
業務の役割分担と情報共有のルールを明確にする
部署をまたぐ業務では、担当者・責任範囲・情報共有のタイミング・連絡方法をあらかじめ決めておくことが重要です。
ルールが明確になると、対応漏れや押し付け合いを防ぎやすくなります。
役割を整理する方法として、RACIチャートの活用が挙げられます。RACIチャートとは、業務ごとに「実行責任者」「説明責任者」「相談先」「報告先」を一覧にした表のことです。誰が決めて誰が動くのかを可視化でき、複数部署が関わるプロジェクトで役立ちます。
情報共有については、「週次で進捗を共有する」「仕様変更は決定当日に関係部署へ連絡する」など、具体的なタイミングと手段を決めておきましょう。運用しながら定期的に見直すことも大切です。
定期的な会議や情報交換の機会を設ける
部署横断の定例会議や情報交換会を設けると、各部署の進捗や課題を定期的に共有できます。
問題が大きくなる前に気づけるため、部署間の認識のズレを早い段階で解消しやすくなります。
たとえば、関係部署の担当者が月1回集まって進捗を報告し合う会議や、各部署の取り組みを紹介する情報交換会などが挙げられます。会議の場で顔を合わせておくと、普段のやり取りもしやすくなるでしょう。
運用時は、会議の目的と議題を事前に決めておくことがポイントです。目的が曖昧なまま開催を続けると、報告を聞くだけの形骸化した会議になりかねません。参加者や頻度も、業務負担を考慮して調整しましょう。
チャットや情報共有ツールを活用する
ビジネスチャットやプロジェクト管理ツールを活用すると、部署間で必要な情報を素早く共有できます。
メールよりも気軽にやり取りでき、場所や時間を問わずに連携しやすい点が特徴です。
代表的なツールには、SlackやMicrosoft Teamsなどのビジネスチャット、TrelloやAsanaなどのプロジェクト管理ツールがあります。部署を横断したチャンネルを作ったり、タスクの進捗を全員が確認できる状態にしたりすると、情報の行き違いを減らせます。
ただし、ツールを導入するだけでは連携は進みません。全社で使うツールと投稿ルールをそろえることで、情報が部署ごとに分散するのを防げます。
部署を横断したプロジェクトを実施する
異なる部署の社員が共通の課題に取り組む部署横断プロジェクトは、相互理解と協力関係を深める方法の一つです。
同じ目標に向かって一緒に働くことで、他部署の仕事内容や考え方を実感として理解できます。
たとえば、業務改善や新規事業の検討、社内制度の見直しなどをテーマに、複数部署からメンバーを集めてチームを組む方法があります。営業担当者と開発メンバーが議論したり、開発担当者が顧客訪問に同行したりすることで、互いの立場や制約への理解が深まります。
プロジェクト終了後も、メンバー同士のつながりは残りやすいものです。そのつながりが、通常業務での相談や情報交換のきっかけになることも期待できます。
社内イベントや交流施策で部署間の関係を深める
シャッフルランチや社内イベント、交流会などを通じて、普段接点のない社員同士が交流する機会をつくることも有効です。
業務以外の場で会話することで、相手の人柄や考え方を知るきっかけになります。
シャッフルランチとは、部署や役職を越えてメンバーを組み合わせ、一緒に食事をする取り組みです。そのほか、部署を越えて参加できる部活動やサークル、社内カフェなどの交流スペースも、日常的な接点づくりに役立ちます。
交流施策は単発で終わらせず、継続して顔を合わせる機会をつくることが大切です。参加を強制せず、社員が気軽に参加できる頻度や形式を選ぶと、交流が定着しやすくなるでしょう。
他部署への協力や貢献を評価する仕組みを整える
部署を越えた協力や情報共有が評価される仕組みを整えると、社員が継続して連携に取り組みやすくなります。
他部署への協力が人事評価に反映されない環境では、どうしても自部署の業務が優先されがちです。
具体的には、評価項目に「他部署への協力」や「情報共有への貢献」を加える方法があります。社員同士で感謝を伝え合うサンクスカードや、感謝とともに少額の報酬を贈り合うピアボーナスも、日常の協力を可視化する仕組みとして活用されています。
評価の仕組みを設けるときは、どのような行動を評価するのか基準を明確にしましょう。管理職が部署間の協力を認め、言葉にして伝えることも、連携を促すうえで効果的です。
部署間連携の成功事例

ここでは、部署を越えた交流や情報共有に取り組んだ企業の事例を紹介します。
各社の公開情報をもとに、取り組み前の課題と実施した施策を整理しました。
| 企業 | 取り組み前の課題 | 実施した施策 |
|---|---|---|
| トランスコスモス | リモートワーク移行で社員同士の雑談が減少 | バーチャルオフィスでのシャッフルランチ |
| CARTA HOLDINGS | 事業の幅が広く、ほかの社員の業務が見えにくい | 拠点統合後のオフィスでの社食導入 |
| TVer | フロアや出社曜日が分かれ、部署間の接点が少ない | オフィス移転を機にした社食の週5日導入 |
3社とも、社員が自然に顔を合わせるきっかけをつくっている点が共通しています。各社の詳しい取り組み内容を見ていきましょう。
トランスコスモス|シャッフルランチで部署を越えた交流を促進
トランスコスモスは、バーチャルオフィス上でオンラインのシャッフルランチを開催し、部署を越えた交流機会をつくりました。
同社は2020年の新型コロナウイルス対策をきっかけにリモートワーク中心の働き方へ移行し、社員同士の雑談がほとんどない状態に課題を感じていました。
担当者は、業務上の問題を解決するには「誰が何を知っているか」の把握が重要だと考えていたといいます。
そこで社員アンケートの声をもとに、約20テーブル・約100名規模で部署横断のランチ会を実施しました。終了後に設けたSlackのスレッドには、「今度相談させてください」といった声が寄せられたそうです(参考:ovice導入事例)。
CARTA HOLDINGS|社食を通じて部署間の情報共有を活性化
CARTA HOLDINGSは、拠点統合後のオフィスで社食サービス「社食DELI」のお弁当を導入し、ランチをきっかけとした社員同士の交流を促しています。
同社は2023年12月に、渋谷と東銀座の2拠点を虎ノ門ヒルズ ステーションタワーへ統合しました。
複数の事業会社が集まり事業の幅が広いため、同じ場所で働く社員の業務が見えにくいという課題があったといいます。
社食の導入後は、ランチをきっかけに社員同士で情報交換や事例共有をする場面が増えたとされています。そうした対話が実際の仕事に活きる場面も出始めていると紹介されています(参考:社食DELI導入事例)。
TVer|食事をきっかけに部署や年齢を超えた交流を実現
TVerは、オフィス移転を機に社食サービス「みんなの社食」を週5日導入し、部署や年齢を超えて社員が自然に交流できる環境を整えました。
同社は社員の約8割が中途採用で、組織が急速に拡大していました。旧オフィスは3フロアに分かれ、部署ごとに出社曜日も異なっていたため、異なる部署の社員と接する機会が限られていたといいます。シャッフルランチも実施していましたが、企画・運営の負担が大きかったそうです。
導入後は、部署を問わず社員が同じ列に並び、テーブルを囲むことで会話が自然に生まれているとされています。中途入社の同期がランチを囲む様子も見られ、新しい環境での緊張がほぐれる場になっていると紹介されています(参考:みんなの社食導入事例)。
3社の事例のように、部署間連携を強化するには、業務上の仕組みづくりだけでなく、普段接点の少ない社員同士が交流できる機会をつくることも有効な選択肢です。
社内交流の具体的な取り組みをさらに知りたい方は、以下の社内コミュニケーションの成功事例もあわせてご覧ください。
部署間連携の強化に役立つ「ツドウ・バ」

部署間連携に必要な交流機会を、自社だけで企画・継続するのは簡単ではありません。担当者の負担が大きく、施策が単発で終わってしまうケースもあります。
ROOKIEの「ツドウ・バ」は、交流の場づくりから企画・運営・振り返りまでを支援する社内交流促進サービスです。部署を越えた交流機会の創出から相互理解、相談・協力しやすい関係づくりまでを後押しします。
部署を越えた社員同士の交流機会をつくれる
ツドウ・バは、部署間で日常的な接点が少ないという課題に対し、社員が自然に集まれる交流の場をつくれるサービスです。
業務上のやり取りだけでは関わる相手が限られるため、部署を越えて顔を合わせるきっかけを意図的に用意することが大切です。
「スイーツ ツドウ・バ」では、社員が自然に集まりやすいカフェスペースを設け、部署を越えた日常的な接点づくりを支援します。イベントの日だけでなく、普段から会話が生まれるきっかけをつくれる点が特徴です。
自社で交流施策を企画しようとすると、準備や運営の手間から継続が難しくなることもあります。ツドウ・バでは企画から運営まで支援を受けられるため、交流機会を無理なく続けやすくなります。
普段接点の少ない社員同士が相互理解を深められる
少人数で交流する「夜カフェ ツドウ・バ」では、普段関わりの少ない社員同士が会話する機会をつくれます。
大人数のイベントとは異なり、一人ひとりが話しやすい環境のため、相手の人柄や仕事内容を知るきっかけになります。
部署間連携がうまくいかない原因の一つに、他部署の業務や事情への理解不足があります。交流の場で「どのような仕事をしているのか」「どのようなことに困っているのか」を知ることで、他部署との心理的な距離を縮めやすくなるでしょう。
業務の場では聞きにくい話も、リラックスした雰囲気であれば自然と話題にしやすいものです。相互理解が進むと、他部署への思い込みや誤解も生まれにくくなります。
日常的に相談・協力しやすい関係づくりにつながる
交流を通じて顔の見える関係が生まれると、業務上の相談や協力を始めやすくなります。一度でも話したことのある相手であれば、「この件はあの人に聞いてみよう」と声をかけるハードルが下がります。
ツドウ・バは施策の企画・運営・振り返りまで継続的に支援しており、「ツドウ・バシステム」を活用すれば交流状況や施策の効果を可視化でき、次の改善策を検討しやすくなります。
交流の状況を確認しながら改善を重ねることで、部署を越えて相談・協力しやすい関係づくりにつなげられる可能性があります。
まとめ|部署間連携は課題に合わせた改善策が重要
部署間連携を強化するには、うまくいかない原因を見極め、課題に合った改善策を選ぶことが重要です。
目標の違いには共通目標の設定、役割の曖昧さにはルールの明確化、情報共有の不足には会議やツールの活用など、原因によって有効な方法は異なります。
また、部署間の連携は仕組みを整えるだけでは生まれにくいものです。情報共有の仕組みづくりとあわせて、社員同士の交流や相互理解を深めることで、相談・協力しやすい関係が築かれていきます。
まずは自社で起きている連携の課題を整理し、優先度の高いものから取り組んでみてください。
部署を越えた交流の場づくりから施策の振り返りまでまとめて取り組みたい場合は、「ツドウ・バ」も選択肢の一つとしてご検討ください。
「ツドウ・バ」で始めませんか?
ツドウ・バは、社内交流の場づくりから企画・運営、施策の振り返りまでを支援するサービスです。
自社に合う進め方を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
部署間連携に関するよくある質問
部署間連携の改善は、どの部署が主導するべきですか?
部署間連携の改善は、経営層が方針を示し、人事部門や関係部署の管理職が協力して進める形が考えられます。
特定の部署だけに任せると、ほかの部署から協力を得にくくなる場合もあるためです。
全社的な課題は経営層が方向性を示し、現場の業務に関わる改善は関係部署の責任者が中心となって進めるとよいでしょう。
部署間連携の改善には、どのくらいの期間が必要ですか?
部署間連携の改善に必要な期間は、組織規模や課題、実施する施策によって異なります。
情報共有ルールの変更などは比較的短期間で運用を始められますが、社員同士の信頼関係や組織風土の改善には継続的な取り組みが求められます。
まずは一定期間の試験運用を行い、社員の反応や業務上の変化を確認しながら施策を見直す方法が考えられるでしょう。
他部署の管理職が協力してくれない場合はどうすればよいですか?
まずは相手部署が協力しにくい理由を確認することが重要です。業務量や評価指標の違いによって、協力する余裕がない場合もあります。
そのうえで、連携によって双方の部署にどのようなメリットがあるかを具体的に伝えましょう。
部署間で調整が難しい場合は、上位の管理職や経営層に相談し、全社的な優先順位を整理してもらう方法もあります。
部署間連携に消極的な社員には、どのように参加を促せばよいですか?
参加に消極的な社員に対しては、無理に交流を求めるのではなく、参加しにくい理由を把握することが大切です。
業務が忙しい、人付き合いが苦手、施策の目的が分からないなど、理由は人によって異なります。
短時間の情報交換や業務に関連した共同作業など、参加しやすい機会から始めるとよいでしょう。交流への参加を強制せず、複数の関わり方を用意することも重要です。
小規模企業でも部署間連携の仕組みづくりは必要ですか?
小規模企業でも、担当業務が分かれている場合は連携の仕組みづくりが役立ちます。
社員数が少なくても、情報が特定の担当者に集中したり、業務の責任範囲が曖昧になったりすることはあるためです。
大がかりな制度を導入する必要はなく、定期的な情報交換や共有ルールの明確化など、自社の規模に合った取り組みから始められます。