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職場コミュニケーションとは?重要性・課題・改善策を現場経験から徹底解説

職場コミュニケーションの重要性と改善策を解説する記事のイメージ

職場コミュニケーションとは、メンバー間で情報・感情・意図を双方向にやりとりすることです。現在、働き方の変化によって、こうした双方向のやりとりの機会が構造的に減少しています。

アサヒビールとHR総研の調査(2024年)によると、社内コミュニケーションに課題を感じている企業は、企業規模を問わず約8割に上ります。アサヒビール×HR総研「社内コミュニケーションの課題と対策」)。「1on1や社内報といった施策を導入しているが、なぜか変わらない」という声は絶えません。なぜ、施策を打っても職場のコミュニケーションは変わらないのか。本記事では、その本質的な原因と、今の時代に合った改善策までを、トヨタ自動車と各企業へのコンサルティングで得た現場経験をもとに解説します。

1. 職場コミュニケーションとは何か

定義:情報伝達との違い

職場コミュニケーションとは、職場のメンバー間における情報・感情・意図の双方向のやりとりのことです。組織コミュニケーション研究の第一人者であるKrepsは、組織内コミュニケーションを「組織の目標達成のために、メンバーが相互に作用しあい、情報を収集・共有し、組織文化を形成していく継続的なプロセス」と定義しています。

一方、情報伝達は、事実やデータを相手に伝える一方向の行為です。「会議で議事録を共有する」「Slackで進捗を報告する」は情報伝達です。

コミュニケーションが情報伝達と異なるのは、受け手の解釈と反応を含む点、つまり双方向であるということです。同じ内容でも、誰が言うか、どんな関係性の中で言うかが、意味を大きく左右する。これがコミュニケーションの本質です。

2種類に分けて理解する:公式と非公式

組織コミュニケーションの研究では、職場のやりとりを公式(フォーマル)と非公式(インフォーマル)の2種類に分けて捉えます(Kreps 1990)。

公式コミュニケーションは、会議・報告・業務連絡メール・1on1など、組織の業務フローや階層に沿って設計されたやりとりです。目的が明確で記録に残りやすく、マネジメントしやすい。その反面、本音や懸念が出にくいという特性があります。

非公式コミュニケーションは、休憩中の雑談・ランチ・廊下での立ち話・飲み会など、業務の文脈を外れた場でのやりとりです。組織図や手順書には載らず、管理もされない。こういった場では、「あの判断、実は不安で」「あの部署と連携できないか相談したい」という言葉が自然に出てきます。評価を気にせず話せるからです。

多くのコミュニケーション活性化施策が「公式」に偏っていること——これが、施策を打っても職場が変わらない最大の理由です。この問題は第4章で詳しく取り上げます。

縦・横・斜めの3軸で考える

職場の関係は3つの方向性で整理できます。

  • 縦の関係:上司と部下、先輩と後輩といった上下関係。報告・指示・評価が中心で、職場で最も意識されやすい
  • 横の関係:同僚・同期など、対等な関係
  • 斜めの関係:部署・事業所をまたいだ関係。たとえば営業部の若手とマーケ部の中堅社員の関係など

多くの組織で特に手薄になりがちなのが「斜めの関係」です。縦(上司・部下)と横(同僚)のつながりは日常業務の中でも生まれますが、部署や事業所をまたぐ斜めの関係は業務内では中々生まれません。この斜めの関係は、業務外(非公式な)接点で生まれることが多いです。しかし、近年非公式な接点が失われつつあるのです。


2. なぜ今、職場コミュニケーションが危機なのか

「コミュニケーション不足」は昔からある問題です。しかし今は構造的に接点が失われているという点で、以前とは質が異なります。個人の努力や意識の問題ではなく、環境が変わってしまったのです。

出社回帰後も、非公式接点は戻っていない

テレワークが定着した職場で最も失われたのは、公式の会議や業務連絡ではありません。廊下での立ち話、昼休みの雑談、帰り際の一言です。同じ場所にいることで自然に発生していた会話は、場所が分かれた瞬間に消えます。

近年、出社を促し、ハイブリッド型に移行する企業が増えています。日本生産性本部の調査では、2025年1月のテレワーク実施率は14.6%と調査開始以来の最低値を記録しており、出社回帰の流れは明確です(日本生産性本部「働く人の意識調査」2025年1月)。しかし問題は、出社してもコミュニケーションが自動的に戻るわけではないことです。

テレワーク時代に定着した「用事がなければ話しかけない」という行動様式は、オフィスに戻っても簡単には変わりません。スナックミーが週1回以上出社する会社員に行った調査(2025年)では、リモート普及以前と比べて他部署との会話が減ったと感じる人が全体の27.5%。注目すべきは出社頻度別の傾向で、週1〜3日出社のハイブリッド層では会話減少の実感が42.7〜50.0%にのぼりました。出社する日があっても、会話が戻るわけではないのです。

コミュニケーション不足は、デジタルツールで補えるのでは?と思われるかもしれません。しかし、スペイン・ナバラ大学などの研究チームが約1万件の対話を分析した研究では、テキストやSNSのような文字ベースのやりとりは、対面に比べて対話の質が低いこと、そしてその差は、相手が親しくない弱い関係ほど大きくなることが示されています。(Fernández et al., Journal of Computer-Mediated Communication, 2025。出典:doi.org/10.1093/jcmc/zmaf004)。

つまりデジタルツールは、関係ができている人同士の連絡手段としては有効でも、関係をゼロから築く場面では対面の代わりになりにくいのです。

さらに、AIが人への相談を代替する兆しも

さらに、生成AIの普及が職場の対話を減らしているというデータもあります。Indeed社がオーストラリアで行った調査(出典:Indeed, HRD Australia, 2024)では、従業員の61%が「仕事のタスクについて同僚に相談するよりもAIに助けを求めることを好む」と回答。また、40%が「同僚と話さなくて済むからAIを使う」と回答しています。

「私たちの調査結果は、人々がテクノロジーとのつながりを深めるにつれて、他者とのつながりが失われていることを浮き彫りにしており、これは間違いなく孤独の蔓延を悪化させるだろう」

— アマンダ・ゴードン(Indeed 職場心理学者)

結果として:職場の孤独が急増している

こうした環境変化が積み重なった結果がデータに表れています。パーソルキャリアの「職場の孤独実態調査」(2025年)によると、職場で孤独を感じる社員の割合は2020年の27%から2025年には67%へと急増しています。

社員の孤独意識の推移 2020-2025

孤独を感じる場面の上位は「人間関係が希薄だと気づいた時」(34.8%)、「職場で雑談が少ない時」(33.6%)と、非公式なコミュニケーションの欠如が直接の引き金になっています。

「誘えない上司」と「誘われない若手」

業務中に自然な会話が生まれにくいなら、業務外でのコミュニケーションがより重要になります。しかしここにも構造的な問題があります。パーソル総合研究所の調査によると、上司の75.3%が「部下を飲み会やランチに誘わないようにしている」と回答。ハラスメントリスクを避けるための行動とされます(パーソル総合研究所「職場のハラスメントについての定量調査」)。

一方でマイナビキャリアリサーチLabの調査では、20代社員の63.4%が職場の人との非公式交流(インフォーマルコミュニケーション)を望んでいるという結果が出ています。理由として、「相談や助け合いがしやすくなるから」(50.5%)「組織内の雰囲気を良くしたいから」(49.1%)が上位に挙がっています(マイナビキャリアリサーチLab)。

つまり、誘いたいのに誘えない上司と、交流を望んでいるが誘われない若手というすれ違いが起きているのです。


3. コミュニケーション不足が組織に与えるダメージ

離職リスクが2.46倍に

東京大学が国内のフルタイム労働者706人を6か月間追跡した研究では、職場での孤独感が「ほとんどいつもあった」人は、「ほとんどなかった」人と比べて、半年後に離職(転職)するオッズが2.46倍高いと推計されました。(出典:Sasaki et al., Journal of Occupational Health, 2025、doi.org/10.1093/joccuh/uiaf009

コミュニケーション不足は「なんとなく居心地が悪い」という曖昧な問題ではなく、離職につながる経営リスクなのです。

正論が届かない組織になる

コミュニケーション不足が生む問題は、離職だけではありません。「言いにくいから本当のことを言わない」という状態が組織全体に広がり、意思決定を歪めます。

私がコンサルタントとして支援したとある製造業では、経営企画部と営業部とのコミュニケーション不足により、問題解決が数ヶ月単位で遅れていました。(詳しくは「正しいことほど、社内では言いにくい」)大企業には、こうした部門間の連携不足が至るところに存在します。

横断プロジェクトの停滞

部門間のコミュニケーションが薄い組織では、横断プロジェクトが停滞します。

特に大手企業では、決裁や手続きが多く、正規のプロセスは相当な時間を要します。「ちょっとご相談があって」と気軽に相談できる人が他部署にいるかどうかで、仕事のスピードは格段に変化します。私がトヨタで横断プロジェクトを乗り越えられたのもそうした周囲との関係のおかげでした。(詳しくは「横断PJで、私を助けてくれたもの」)

ここまで見てきた離職、正論が届かない意思決定の停滞、横断プロジェクトの機能不全。これらは症状が異なるだけで、根は一つです。コミュニケーション機会の減少によって、”困ったときに気軽に相談できる関係”が、組織から失われていることです。だとすれば打つべき手は一つです。研修や制度を増やすことではなく、その関係が自然に生まれる接点を、いかに設計し直すかです。


4. よくあるコミュニケーション活性化施策が効かない理由

ここまで「なぜ問題が起きるか」を見てきました。そして、当然多くの企業はコミュニケーション施策に取り組んでいます。しかし、なぜ多くの企業で問題は解決しないのでしょうか?

企業の施策は、「公式」の場に偏りすぎている

1on1・コミュニケーション研修・社内報・eNPSサーベイ——多くの企業が手をつける施策は、多くが「公式コミュニケーション」の強化策に偏っています。業務として設計され、記録に残り、評価と紐づく場は整っていく一方で、本音や気軽な相談が生まれる「非公式の接点」づくりは、ほとんど手つかずのまま残されているのです。

しかし信頼関係——「この人に相談していい」「この人の言葉なら信じられる」——は、業務の文脈を外れた場での積み重ねによって生まれます。公式な場をどれだけ整備しても、非公式な接点がなければ、組織の根っこにある人間関係は育ちません。

効果が高いのは対面交流施策。しかし実施率は高くない

アサヒビールとHR総研の調査(2024年)では、実施率が高いのは「1on1」(49%)や「コミュニケーション研修」(46%)といった公式(業務内)施策です。一方で、「飲み会・食事会の推奨・補助」(52%)と「会社主催の社内交流イベント」(44%)が最もコミュニケーション活性化効果が高いことが示されています。しかし、実施率は公式施策に及んでいません。

社内コミュニケーション施策の実施率と効果

実施率が低い要因として、「担当者の負担」(55%)「効果の測定」(37%)が挙がっています。つまり「やりたいけどできない状態」なのです。

若手が交流を嫌がっているわけではない

コンサルティングの現場で管理職の方とお話していると、「うちの若手は飲み会が嫌いだし、社内交流は難しい」という声をよく聞きます。しかしこれは、データが示す実態とやや異なります。

マイナビキャリアリサーチLabの調査では、20代社員の63.4%が職場での非公式交流を望んでいます。また、Job総研の忘年会意識調査2025では、若手ほど職場の忘年会への参加意欲が高いという結果も出ています。

問題は若手の意識にあるのではなく、交流の設計にあるのです。(詳しくは「若手の『飲み会嫌い』は、本当か」)
「過度に気を遣わず、時間も費用も負担にならない、でもリアルに人とつながれる場」。これが今の時代に求められている職場交流の形です。


5. 機能する職場コミュニケーションのつくり方

では、職場コミュニケーションを円滑にするために、具体的に何をすべきか。個人・管理職・組織設計の3レベルで整理します。

① 個人:日々の小さな行動でつながりを増やす

職場コミュニケーションの改善は、まず一人ひとりの日常的な行動から始まります。特別なスキルや研修がなくても、日々の心がけ次第で人間関係は変えられます。

傾聴:相手の話を「聴く」
コミュニケーションというと「うまく話すこと」を思い浮かべがちですが、信頼関係の土台になるのは「聴く」姿勢です。相手の話を遮らず、相づちを打ち、関心を示す。「自分の話を受け止めてもらえた」という感覚が、相手の安心感と次の対話を生みます。

自己開示:自分から心を開く
心理学には「返報性の原理」があります。自分が心を開けば、相手も同じように心を開きやすくなる。業務の話だけでなく、自分の考えや小さな失敗、関心ごとを率直に話すことが、相手との距離を縮めます。

感謝を言葉にする
「ありがとう」「助かりました」という一言を意識的に伝えることは、最もコストが低く効果の高いコミュニケーションです。感謝された側は自己有用感を得て、関係性が前向きになります。

雑談を意図的に起こす
業務に関係のない雑談は、信頼構築に確かな効果があります。日本能率協会(JMA)のビジネスパーソン1,000人調査(2021年)では、職場での雑談が「生産性を高める」「創造性を高める」と回答した人が6割超、「人間関係を深める」が7割超、「自分にとってプラス」が8割超という結果が出ています。朝の挨拶に一言添える、オンライン会議の冒頭に2〜3分の余白を作るなど、小さな工夫で雑談は増やせます。

なお、転職・異動直後で新しい職場のコミュニケーションに悩んでいる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。→ 転職・異動先での職場コミュニケーション|活躍する人とつまずく人の違い

② 管理職:1on1は「部下のための時間」

職場コミュニケーションの質は、管理職の行動に大きく左右されます。実際、コミュニケーション改善施策として最も多くの企業が実施しているのは、管理職による1on1です。

しかし、1on1で最もやってはいけないのは、「業務の進捗確認で終わってしまう」ことです。「最近どう?」となんとなく声をかけ、さっとタスクの状況を確認して終わる。これでは、上司が部下を管理する「上司のための時間」になってしまいます。

1on1の鉄則は正反対です。1on1は「部下のための時間」であり、評価や進捗確認の場にしてはいけないのです。1on1を具体的な使い方に落とし込むと、次のようになります。

評価の場にしない、と宣言する
冒頭で「これは評価の場ではなく、あなたの話を聴く時間だ」と明言し、話すテーマも部下と相談して決める。この一言があるだけで、部下は安心して本音を出せます。

上司が「話す人」ではなく「聴く人」に徹する
上司より部下が話す時間を長くする。話を遮らず、すぐに解決策を与えず、「それはどういうこと?」と問いかけて本人に考えさせる。部下がなかなか心を開かないときは、上司が自分の失敗談や悩みを先に話すと、心理的な壁が下がります(ソフィア、ALL DIFFERENT)。

問いかけ、発言に感謝する
部下は黙っていることが多いものです。「あなたはどう思う?」と問いかけ、発言があったら、同意するかどうかに関わらず「言ってくれてありがとう」と返す。この積み重ねが「ここでは話していい」という空気を作ります。

聞きっぱなしにしない
出てきた要望や課題に何らかのアクションを起こし、結果を返す。「ちゃんと受け止めてくれた」という実感が信頼を育てます。逆に、前回の話を上司が忘れていると信頼は一気に損なわれるため、記録を残すことも欠かせません。

これは私が部下時代に強く感じたことですが、1on1の時にメモを取る上司と取らない上司では印象が大きく異なります。「自分の話をしっかりと聞いてくれている」「忘れないようにメモを取ってくれている」と感じてもらうことが大事です。単に、ふんふんと頷いてなんとなく話を聞いていませんか?もしそうならば、明日からすぐにメモを取るようにしてください。

このように、1on1を完全な業務の場にするのではなく、業務外のことも含めた部下の話を聞く場にすることが重要です。

③ 組織設計レベル:仕組みで「接点」をつくる

とはいえ、働き方が大きく変わった今、個人の努力には限界があります。会社として、接点が生まれる場を意図的に設計する必要があります。組織レベルの施策は、大きく「空間」「制度」「イベント」の3つに整理できます。

空間の設計:偶発的な接点を増やす
オフィスのレイアウトは、社員同士の接点の量を大きく左右します。代表的なのがフリーアドレス制です。固定席を廃止し、社員がその日の業務に応じて自由に席を選べるようにすることで、部署を越えた偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなります。

あわせて、リフレッシュスペースやカフェスペースのような共用空間を設けることも有効です。たとえばLINEヤフーでは、軽食を提供する社内カフェが、社員が自然に集まり会話する交流拠点として機能しています。重要なのは、こうした「業務外の会話が許される場所」を物理的に用意することです。

制度の設計:日常的に感謝・交流が生まれる仕組み
日々の業務のなかでコミュニケーションを促す制度も効果的です。

  • サンクスカード/ピアボーナス:従業員同士が感謝や称賛を伝え合う仕組み。相互理解と称賛文化の醸成につながります
  • 朝会・夕会:始業時や終業前の短時間で情報や気づきを共有する場。定期的に顔を合わせ発言する機会が、報連相しやすい雰囲気をつくります

イベント設計:非公式交流の場を作る
第3章で見た離職や横断の停滞、その根にあった”非公式な接点”の喪失を取り戻す場が、ここにあたります。部署や事業所をまたいだつながりは、業務の中だけでは中々生まれません。だからこそ、業務外で意図的に発生させる装置として、社内イベントを設計します。

社内イベント(懇親会、サークル活動、季節イベントなど)は、部署や役職を越えて交流できる貴重な機会です。業務とは異なる環境で協力したり、互いの人柄に触れたりすることで、日常業務では見えない一面を知り、その後の連携がしやすくなります。

共通する成功の条件:「目的を共有する」「測って改善し続ける」
いずれの施策にも、共通する落とし穴があります。それは形骸化です。導入したものの使われない、続かない、効果が見えない——こうした事態を避けるために、すべての施策に共通する2つの条件があります。

  • 目的を共有する:「なぜやるのか」が伝わっていないと、フリーアドレスもサンクスカードも、また人事が面倒なことを始めたと受け取られ、本来の効果を発揮しません。経営層が率先して関与し、目的を全社で共有することが出発点です
  • 効果を測って改善し続ける:施策は導入して終わりではありません。利用率や参加率、社員からのフィードバックを定期的に把握し、テーマや形式、運用方法をアップデートし続けることで、はじめて定着します

6. 効果測定の考え方

職場コミュニケーションの改善施策を継続するには、効果を「見える化」することが重要です。定量・定性の両面で指標を持つことを推奨します。

定量指標:
エンゲージメントサーベイ、パルスサーベイ、ストレスチェックなど。ただし、これらの調査の数字はすぐには変化しません。そのため、施策ごとに独自の中間KPIを設定し、計測・改善を続けることが必要です。

定性指標:
仮にイベントを実施し、その満足度が高くても、翌日から誰も連絡を取り合わないのであれば効果はゼロです。重要なのは、「施策を実施したこと」ではなく「関係性が変化したか」を測ることです。継続的測定の設計が重要です。


まとめ

職場コミュニケーションについて、本記事のポイントを整理します。

  • 問題の根は「非公式な接点」の喪失:信頼関係をつくるのは、会議や制度だけではなく、雑談や偶発的な対話の積み重ねです。テレワークや生成AIの普及で、こうした接点は構造的に減っています。その結果として、相談しづらさ、職場の孤独、部門横断の停滞、離職リスクが高まりやすくなっています。中途入社者の孤独については、こちらの記事でも詳しく解説しています。公式の施策を増やすだけでは、ここは取り戻せません
  • 個人任せにせず、組織が場を設計する:環境変化を正しく捉え、個人に任せきりにせず、組織が非公式な接点が生まれる場そのものを設計すること。「自社に人と人が自然に話せる場が、どれだけ残っているか?」。まずそれを考えてみてください。

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「ツドウ・バ」では、社内交流の設計、イベントの企画・運営・効果測定を一気通貫で支援しています。「何から始めればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

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堀内裕樹

堀内裕樹

株式会社ROOKIE 代表取締役

2014年 トヨタ自動車株式会社 入社
営業企画・マーケティング部門に所属。新型カローラの立上げではPJリーダーとして、営業・マーケ・生産管理・技術・商品企画・広報等、多数の部署を取りまとめて事業推進。

2021年 ベイカレント・コンサルティング 入社
住宅メーカー・空調メーカー・電力会社等、幅広い企業の新規事業企画・推進を支援。

2023年 株式会社ROOKIE 創業
大手企業社員の副業・越境支援を展開するとともに、JTC越境コミュニティを運営。累計300名以上が参加する交流イベントを多数主催し、職場や組織を越えたつながりづくりの実践知を積む。大手IT企業において、グループ会社を含めた組織横断の人材交流・育成プログラムを推進。これらの経験から、事業開発の成否は組織図を超えた現場の連携にあると確信し、職場コミュニケーション活性化施策「ツドウ・バ」をローンチ。

専門家メディア「マイベストプロ」(運営:朝日新聞)掲載 → https://mbp-japan.com/tokyo/rookie-horiuchi/

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