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大企業社員からパラレルワーカーに!異色の転身の経緯とは?

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(働き方インタビューvol.4)
大企業社員からパラレルワーカーに!異色の転身の経緯とは?

フリーランス
沖 昂治郎さん

(プロフィール)
大学卒業後、2014年に大手総合電機メーカーに入社。入社後は、営業企画、新規上のハンズオン支援を担当。
2021年、資源系の商社に転職。経営企画部でM&Aの検討、IRや全社の管理会計を担当。
更に、2023年に新規事業立案のスタートアップに転職。新規事業支援を担当。
現在は、独立し、新規事業支援や地方創生を担当。

 

山内:最初の大企業からの転職のきっかけは何でしたか?

沖さん:会社の外を知らないことからくる、「好奇心」と「不安」の2点がきっかけだと思います。大企業の既存事業は、とても規模感が大きく、入社当時担当していた業務でもすごい仕事をさせていただいている感覚はあるものの、私としては楽しさをあまり感じられませんでした。業務が変わり、新規事業に関わるようになり、既存事業も含めて明らかに仕事に対する考え方が変わりました。めちゃくちゃ忙しかったんですが、純粋に仕事が楽しくなりました。一方で、新規事業を成功させたいという気持ちがあっても、会社や事業全体がどのように運営されているかがよくわかっていないことに対し、力不足も感じました。もっと自分自身の視野を拡げて新規事業に挑戦できるようになりたい、というのが最初の転職の背景です。

 

山内:そこから何度か転職を重ね、今ではフリーランスをされている、とのことでだいぶ大きな変化だったと思いますが、それぞれどういう経緯でそうなられたのでしょうか?

沖さん:大企業の次の会社では、経営企画部でM&Aの検討、IR、会社全体の管理会計等、まさに大企業ではなかなかすぐに学べない会社の全体感を掴む経験を積みました。未経験領域ではあったものの、知識ベースでは、この時代が圧倒的に成長を感じました。社長・部長がM&Aのプロだったことに加えて、先輩社員も優秀で学びの意欲も高い人ばかりで、いつも質問攻めしていました。経営の現場経験、やってみないとわからない領域の知識が身につき、よくわかってなかった会社全体の輪郭が見えてくるようになりました。
その知識と経験を以て、改めて新規事業に取り組みたい、ということで新規事業の支援をしているベンチャー企業に転職しました。ベンチャーならではの自由な社風の中、大企業の新規事業の支援に取り組みました。
そうこうして、何度か転職をする中で、自分のやりたいことが具体的に見えてきたことと、できることが増えてきたということもあり、現在は独立し、フリーランスとしての活動を始められたという感じです。

 

山内:大企業、地方企業、ベンチャー、フリーランスと多様な経験をされてきた中で、それぞれ気づきがあれば是非教えて下さい。

沖さん:正直な話、大企業は安定していましたし、給料も良かったです。特段大きな不満はなかったんです。それでも私が動いたのは、社外を知らない好奇心≒不安でもありました。ただロジカルシンキング等のソフトスキルや、仕事に取り組む上でのマインド等は大企業で培えたと思っています。
2社目も、M&Aや専門スキルがある人達に囲まれて仕事ができたことが財産ですね。体系的に社会とか会社の仕組みを理解することの大切さを学べたことも大きな糧になっています。
3社目は、圧倒的に自由。キャリアを自律的に歩んでいる人しかいませんでした。伴奏支援の難しさや人をモチベートすることの難しさなどはあったものの、「とにかく実行する」という部分の大切さを学びました。まだまだこれからですが、色々経験したことで思ったよりカジュアルに事業を始めていいんだ、という勇気というか行動力はつきましたね。大企業にいたときは、今の自分が想像もできなかった。自分で自分の可能性を勝手に縮めてしまっていた気がします。

 

山内:私達は、沖さんのように大企業社員のキャリアの可能性を拡げるための選択肢が「転職」だけではなくなってきてるのかなと思い、「副業」にフォーカスして取り組みを広げています。そこについて、色々経験された沖さんから是非ご意見を頂きたいです。

沖さん:実は、私はファーストキャリアから一貫して、会社や上司には非常に恵まれたと思っています。なので、そのままそこにいても幸せだったような気がします。でも、今になって、外の世界を知れてよかった、と感じています。
自分が大企業に在籍していた時は、副業がまだNGだったのでできなかったのですが、今は副業等で会社を変えなくても自分の興味のある事業に関わることや外の会社を見られる機会を作れる、と思います。過去の自分もそうでしたが、今の会社に不満があるわけではないけど、漠然とこのままで良いのか?と悩んでいる人は、一度副業等で社外の雰囲気などを味わってみるのも一つの選択肢ではないか、と思いました。
社外を経験した上で、自律的に納得感のあるキャリアを考えられれば、もっと選択肢が拡がる気がします。自分自身も社外を見ることで、会社の良さに気付けたり、足りない部分に気付けたりするのも大事な経験になったので。

 

山内:ありがとうございます!自分で選択したキャリアがこれ、と言えるのは確かに納得感が違いますね。そういうお手伝いができるようなサービスに頑張ってしていきます!

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