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「自分のキャリアは自分で決められる」転職・副業を通じて見えたキャリア論

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お知らせ

(働き方インタビューvol.3)
「自分のキャリアは自分で決められる」転職・副業を通じて見えたキャリア論

外資系IT企業勤務
坂本洋樹さん

(プロフィール)
大学卒業後、自動車部品会社入社。欧米担当営業として、200億円規模の新規顧客開拓事業に従事。
航空機部品会社へ転職し、グローバルエアライン支援業務を実施。欧米中に加え、中南米、中東アフリカ地域へも単独出張。プロジェクトマネジャーとして活動した案件で、顧客から最優秀企業表彰を受ける。
化学会社へ転職後は管理職としてグローバルセールス、事業戦略、ダイバーシティ&インクルージョン活動と幅広く活動。
現在は外資系グローバルIT企業でSales Expertとして製造業のDX推進を支援している。
並行して、個人の副業でコーチングサービスを提供中。

【現在、多岐に渡る取り組みをされていますが、どのようなきっかけでコーチングと出会われたのでしょうか?】
大手化学会社で管理職をしていた際、とても忙しく、精神的にも苦しい日々を過ごしておりました。そんな中、とあるベンチャー企業が作った新しいフィットネスジムに通い始めたのですが、そのジムが「身体と心を整える」をコンセプトとして、フィットネスの他にコーチングも提供しておりました。元々心理学を学んでいたこともあり、コーチングに興味があったので、せっかくの機会だと思い、コーチングを受けてみることにしました。

【コーチングを受けて、どのような気付きがありましたか?】
まず感じたのは、自分より若いコーチ陣がとても生き生きとしていた点です。彼らと話すことで、自分が知らない世界を知ることができました。

また、コーチングを通じて仕事の捉え方が変わりました。コーチングでは、仕事とお金を別のものとして考えます。つまり、仕事を「単なるお金を稼ぐ手段」ではなく、「やりたくてしょうがないこと」と捉えます。自分のスキルやマインドを振り返り、シンプルに自分が好きなことを社会課題と繋げることが出来れば、好きなことが仕事となり、その結果として他にはない価値が生まれ、お金が入ってくると気付けました。

自分のマインド、行動を変えてくれたコーチングをもっと世の中に広めたいと考え、プロのコーチになることを決断し、副業でサービス提供するようになりました。

【どのような方々にコーチングされていますか?どんな目的がありますか?】
私の顧客は30-40代の会社員が中心です。ネクストリーダーと呼ばれる方々を主なクライアントとしています。私自身がそうだったように、管理職として「自分の実力はこんなものじゃない!」と悩んでいる次世代リーダーの方々が、イノベーティブな発想で思考し、才能を生かして行動すれば、世界をより良くできると考えているからです。

【副業はどのような影響を与えていますか?】
まず、視野が大きく広がりました。よく、社外の人脈作りが大事と言われますが、自分と同じような立場の人とばかり繋がっても、あまり変化はありません。起業家、コーチ、世代の異なる人々等、自分と異なる立場の人と出会い、日々刺激を受けるなかで、マインドが広がっていく実感があります。

また、結果として本業も楽しくなりました。例えば、今までは嫌だなと思っていた社内の他部署の少し個性的な人との調整も、社外で色々な仕事をするうちに「同じ会社の仲間なんだから嫌なことなんて何もない」と思うようになり、全く苦ではなくなりました。これはほんの一例ですが、仕事に対して面白いと思える幅が広がったことは確実です。

よく、新卒就活の時は「会社に就職することが目的ではなく、その会社で何を成し遂げるのか」を考えることが大事だといいますよね。年次を重ねるにつれて、そういった気持ちを忘れがちですが、今は本当にそういう気持ちを持って働けています。その方が確実に会社に貢献できている実感があります。

【副業は、キャリアにどのような影響を与えましたか?】
これは本来当たり前なのですが、「自分のキャリアは自分で決められる」と気付くことができました。副業をするまでは会社にキャリアを握られている状態でしたが、今は自分の意志で会社に勤めています。当然、会社員としての仕事に時間を最も費やしてはいるものの、感覚的には本業、副業といった区別はなく、自分がしたいことを複数並行して実施している感じです。

【過去の坂本さんと同じように、悩まれている方向けに一言いただけますか?】
長年勤めた会社をいきなり辞めて起業したり、まるで経験のない急成長ベンチャーに転職したりするのはリスクが高いです。一方で副業はキャリアの幅を広げる選択肢として、有効性が高いと思います。変化の激しい時代の安定的な働き方として副業のチャレンジをお勧めします。

以上

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