モリンガが奇跡の⽊といわれる理由とは?なぜいま注目されるのか

モリンガのことを引き合いに出す表現は、いくつかあります。
- 奇跡の木→いわゆるミラクルツリー
- 薬箱の木→メディスンボックスツリー
- 生命の木→ツリーフォーライフ
ほかには、天国の木とも呼ばれています。とくに、モリンガを奇跡の木と呼んでいる理由については、栄養素が高いからという観点が考えられます。そんなモリンガの”奇跡の木”といわれる理由について、”古くからのいい伝え”を参考にまとめてみました。
旧約聖書では浄化の木

日本メディカルハーブ協会によると、旧約聖書では、浄化の木として書かれています。浄化とは、汚れや悪い心を清める意味で使う言葉です。生活インフラでは、浄化槽などが身近なものとして存在します。スピリチュアルな表現では、邪気を払い、清らかな精神状態にすることを浄化という場合もあります。
※出典:日本メディカルハーブ協会「【スーパーフード】 Moringaモリンガ─クレオパトラも愛用していたミラクルツリー(奇跡の木)」
モリンガは、浄化の木や薬箱の木、天国の木などと表現されていたため、スピリチュアルな要素が大きく、昔の人から神聖なものとして取り扱われていたのでしょうか。
国内では認知度が低かった

厚生労働省の見解によるとモリンガは、平成16年(2004年)の段階では国内で加工販売している業者を確認できていないという状況でした。そのうえ、モリンガについての食品としての利用方法が記載されていました。
- 種は炒るとピーナツのような味がする
- 果実は調理、またはピクルス漬け
- 葉と花、枝は香味野菜(根に刺激があり香辛料となる)
モリンガは、20年前から海外の香味野菜として認知されていました。ただし、現在のスーパーフードとしての特徴ほど、知れ渡っていなかったでしょう。
※出典:厚生労働省「Moringa oleifera(いわゆるモリンガ、ワサビノキ※)について」
モリンガが奇跡の木と評価される部分

モリンガが奇跡の木(ミラクルツリー)として評価される部分は、モリンガに含まれる豊富な栄養が考えられます。
モリンガに含まれる栄養素
奇跡の木といわれるモリンガに含まれる栄養素は、次の通りです。
カテゴリー | 栄養素 | 比較対象 |
三大栄養素 | 炭水化物(食物繊維含む) たんぱく質 脂質 | 食物繊維の量はたまねぎの1.3倍、バナナの1.8倍 ※食品100gあたりの比較 |
ビタミン | ビタミンA ビタミンB1(チアミン) ビタミンB2(リボフラビン) ビタミンB3(ナイアシン) ビタミンB5(パントテン酸) ビタミンB6 ビタミンB9(葉酸) ビタミンC | ビタミンAの量はトマトの8.4倍 ビタミンCの量はいちごの2.3倍 ※食品100gあたりの比較 |
ミネラル | ビタミンA ビタミンB1(チアミン) ビタミンB2(リボフラビン) ナイアシン パントテン酸 ビタミンB6 葉酸 ビタミンC アミノ酸 ポリフェノール | カリウムの量はバナナの1.3倍 ※食品100gあたりの比較 |
※出典:
熱帯農業研究「ワサビノキ(モリンガ)の種子・葉に含まれる有用成分と その 多目的利用」
日本微量栄養素学会「モリンガ Moringa oleifera の葉に含まれるミネラル,ビタミン C」
モリンガが奇跡の木と称される点は、比較する食品に勝る高い栄養価にあると考えられます。たとえば、食物繊維の多さやオレンジよりもビタミンCが豊富で、牛乳に含まれるカルシウム、ほうれん草の鉄分などが一括で摂取できることです。
また、モリンガはたんぱく質の構成要素であるアミノ酸も充実しており、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸も含まれています。このように「奇跡の木」とも呼ばれるモリンガは、特定の栄養素だけでなく、複数の栄養素をバランスよく含んでいる点が最大の魅力です。ただし、1食分ですべての栄養を完璧にカバーできるわけではないため、モリンガだけではなく、他の食品と組み合わせてバランスをとることで、栄養価の底上げが期待できるでしょう。
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モリンガによる奇跡に期待しよう

モリンガは、豊富な栄養素を含んでいるスーパーフードです。奇跡の木というだけあって、日頃摂取を怠りがちなカルシウムや鉄分、ビタミンC、食物繊維などの吸収が期待できます。
栄養価が高ければ、モリンガを摂取する習慣によりカラダの変化も期待できるかもしれません。カラダに奇跡を呼び起こすには、モリンガを摂取する習慣づけが必要です。