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(おすすめビジネス書紹介 Vol.1) 最強の働き方 ~世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓~(著/ムーギー・キム)

これから、個人的に読んで刺激を受けた本、主にビジネス書を紹介していこうと思う。本を読みたいが何を読もうか迷っている人や、忙しくて本を読む時間がない方にとって、少しでも参考になれば嬉しい。いわゆる本の要約ではなく、その本から個人的に影響を受けた点だけを紹介しているので、その前提で読んでいただきたい。

今日紹介する本は、「最強の働き方~世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓~」(著:ムーギー・キム)だ。入社3~4年目の時に読んだ本だが、今も定期的に見返している。

外資系金融機関、コンサルティングファーム等で働いた著者が、周囲の一流ビジネスマンから学んだ、働き方についての77の教訓とそのエピソードを紹介する本である。すべてを真似することは簡単ではないが、その中でも個人的に意識している教訓について紹介したい。

教訓3:できる人ほど、鉄壁のメモとり魔
読んで字の如くであるが、仕事で優秀な人ほどよくメモを取っていると思う。(稀に、メモは不要。記憶に残らないようなことは覚えておく必要はない、と主張する人もいるが、それは一部の天才か、あるいは周囲がフォローしてくれる相当恵まれた環境にいる人だけだと思う。)

特に、コンサルで優秀な方は、部下との社内ミーティングであっても、常にメモを取っていた。部下としても、上司がメモを取りながら自分の説明を聞いてくれると、ちゃんと向き合ってくれていると感じるものである。

将来部下が出来た時も、その場で思いつきのコメントだけをする経営者にならないよう気をつけたい。

教訓26:「心のストレス引当金」を積む
「引当金」とは「貸倒引当金」でいうと、銀行が顧客に1万円を貸したとすると、「1万円のうち、2,000円は返ってこないもの」としてハナから諦め、その2,000円を損失処理することである。仮に2年度に実際8,000円しか返ってこなくても、すでにその準備をしているため、その時には損失は発生していないとみなすという考え方である。

これを仕事に置き換えると「心のストレス引当金」を積んでおくことが大切だということのようだ。具体的には、「仕事の指示の3割ぐらいは意味がなく、また腹立たしいものだ」とか、「部下に指示をしてもどうせ3割ぐらいは思い通りのアウトプットは来ない」と予め心の準備をしておくことで、都度都度ストレスを貯めずに済むということである。

ただし、あくまで「自分のコントロール出来ないことに期待しすぎない」ことが大事ということであって、自分の仕事が適当で良いということではないので注意したい。

教訓64:「存在意義」をかけて働く
使命感をもって仕事をしている人は、単に食い扶持として仕事をしている人よりも極めて主体性が強い。「自分が何のために仕事としているのか」という理由に自分自身が納得しているため、グリッド(やりきる力)が強いのである。結果として、評価も高くなる。

これは私が、常日頃思っていることだが、キャリアに「正解・不正解」はないし、ましてその良し悪しは周囲が決められることではない。(たまに、周囲に対し、「こんな良い会社を辞めてあの会社に行くのはアホだ」とか「いつまでもあの会社に留まっているのはおかしい」などと他人に対して言う人がいるが、そんな発言をする人は相手にしなくて良い。)

最も大事なのは、分かるはずのない「正解・不正解」を探すのではなく、自分で考え、その時点で自分が思う最良の「選択」をし、自分が「納得」していることである。

その他にも、多数の良い教訓があり、立場によって刺さるものは変わると思う。興味を持った方はぜひ読んでみてほしい。

堀内裕樹

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